ペットが亡くなったら

一昔前までは、ペットが亡くなると自分たちで庭にお墓を作ったりして埋葬することが多かったと思います。しかし、最近は「ペットは家族の一員」と考える方が増え、ペットに対しても人間と同じように葬儀を行いきちんとと弔うことが当たり前になりつつあります。法律上では、ペットというのは残念ながらモノとして扱われることになります。しかし、同じ命ある生き物をモノとして扱うことなんて出来ないですよね。ともに生活していれば家族の一員であると考えるのも当然だと思います。

ペットに対し、きちんと葬儀を行い弔うことはペットの供養もきちんと出来るだけでなく、飼い主自身がペットの死を実感する機会でもあります。葬儀を行うことで区切りをつけることが出来るのです。ともに生活していたペットが亡くなったことで喪失感が生まれ立ち直れなくなる人もいますが、ペットが居たお蔭で楽しい時間を過ごせたという気持ちで最後お見送りすることが出来ればペットもきっと喜んでくれます。そのような気持ちにさせてくれるのもペット葬儀の役割なのです。

ペット葬儀が当たり前になりつつあると同時に、全国にペット葬儀屋もたくさん誕生するようになりました。それにより選択肢は増えましたか、全国にあるペット葬儀社の中なかどの葬儀社にお願いすれば良いのか迷う方も多いと思います。大切なペットとの最後の別れでもある葬儀ですから、後悔のないようにしたいですよね。

そこでおすすめなのが「ペット葬儀マップ」というサイトです。こちらのサイトは近くにあるペット葬儀社やペット火葬社をマップから簡単に検索することの出来るとても便利なサイトです。提供されているサービスはもちろん、利用者の方の口コミも掲載されているので、亡くなったペットに合う葬儀を出来るだけ近くで見つけることが出来ます。後悔することの無い葬儀社の掲載を目的としているサイトですので、安心して利用することが出来ますよ。

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ペットが亡くなったらまずすること

ペットが亡くなったらまずは深い悲しみに襲われると思います。一緒に暮らしてきたペットが亡くなれば悲しみに暮れるのは当然です。しかし、ペットの死を迎えて落ち着いてくるとさまざまな疑問がわいてくるのではないでしょうか。

・ペットが亡くなった後何をすれば良いの?

・お墓はどうしたら良いの?

・葬儀したいけど、どのように行われるの?

・火葬はどこでも出来るの?

・ペット葬儀っていくらぐらいかかるの?

といったようにさまざまな疑問が出てくると思います。ペット葬儀なんて人生でそう何度も経験することではありませんし、はじめての時は知りたいことがたくさんあると思います。また、最近はペットが亡くなったことによって起こるペットロスなども問題視されていますので、ペットが死んだらまずは受け入れることからはじめなければなりません。

ある程度覚悟してお別れをすることもあると思いますが、ペットとの別れというのは突然やってくることも多いです。覚悟もなしに突然訪れる別れは非常に悲しいことですが、生きていれば別れは必ずやってきます。それはペットだけでなく、人間も同じです。悲しんでいるだけではなく、ペットが亡くなった後にしてあげられることをするのも飼い主の責任なのです。やれること、やらなければならないことをするのが、最後の役目でありペットのためなのです。

ペットが亡くなった時の手続き

可愛がっていたペットが死ぬのはとても悲しいことです。深い悲しみに陥るのも涙が止まらないのも仕方のないことですが、大切なペットが亡くなった時だからこそやらなければならないことがあります。しっかりと葬ってあげなければなりません。

ペットと言っても犬や猫、ハムスター、ウサギなどそれぞれ違うと思いますが、犬の場合は、登録している市区町村役所に「飼い犬の死亡届」というものを提出しなければなりません。

言い方が悪くなってしまいますが、家庭で飼っていたペットの場合、飼い主が責任を持って処理しなければならないのです。血統書つきの犬の場合は、登録団体に連絡をして抹消手続きをしなければなりません。しかし、どうしても処理することが出来ないという場合は、清掃事務所に連絡すれば遺体をひきとってもらうことも出来ます。自治体によって費用は異なりますので、その場合は問い合わせするようにしてください。ペット葬儀を行う場合は、優良な葬儀社を探して丁寧な葬儀を行ってもらうようにしましょう。

犬の場合は、以上にようにいくつか手続きを行わなければならないのですが、猫などそのほかのペットの場合は手続きの必要はありません。

ペットが亡くなった時の準備

ペットが亡くなったら準備しなければならないことがあります。ペットとの別れは非常につらいものですが、最後だからこそ、残された飼い主には役目が残されているのです。大切な家族が安らかに眠ることが出来るようにしっかりと準備してください。

・遺体の死後硬直に注意

動物の死後硬直というのは、思っているよりも早いです。気温などによっても違いますが、2時間ほどで手足から硬直が始まります。そのまま放置すると手足がつっぱってしまって棺やケースに入らないということになりかねませんので、硬直が始まってしまう前にまぶたを閉じて手足を胸の方に向かってやさしくまげてあげてください。寝ているような姿勢にしてあげると1番良いでしょう。死後硬直が始まる前にまぶたを閉じるのですが、まぶたを閉じようとしても閉じないこともあります。これも心配することではありませんので、閉じない場合でも気にしないようにしてください。

・遺体を清める

遺体を清めるときは、毛並や尻尾を整えるようにしてください。お湯でぬらしたガーゼで優しくふいてあげると良いです。校門などから汚物が出てくることもありますが、これは自然現象ですので心配する必要がありません。その場合でも、優しくガーゼで拭いてきれいにしてあげるようにしましょう。

ペットが亡くなったあと

ペットが亡くなった後に準備をしたら、段ボールなどのケースに毛布やバスタオルを敷いて安置するようにしてください。時々体液がしみてくることがありますので、毛布などのしたにビニールなどを敷いておくことをおすすめします。そのあとは、頭とお腹のまわりを保冷剤などで冷やしてください。夏場はエアコンの温度を低くして遺体の死後硬直が進むのを遅らせるようにします。

外気に触れてしまうと腐敗がはやまってしまうので、遺体が外気に触れないようにタオルなどをかけてあげるようにして、エアコンや扇風機などの風が直接当たらない場所に安置してあげましょう。保冷処置を施しても血液や体液が出てくることがあります。これ自体は問題のないことですが、血液などは素手で触れないようにして、ティッシュなどでふき取るようにしましょう。

室内ではなく外飼いのペットが屋外で亡くなった時は、室内に入れてあげるようにしてください。亡くなる前、衰弱している状態のときから屋内に入れてあげるのが望ましいです。外飼いのペットが、屋外で亡くなった時は、出来るだけ屋内にいれてあげましょう。

最後の時を過ごそう

ペットが亡くなったあとの準備が整ったら最後の時を過ごす時間です。ペットが生前に使用していた器などに好きな食べ物とお水を入れ、遺体の横にお供えしましょう。お花や愛用していた玩具なども一緒に飾ってあげると良いと思います。ペット葬儀社に火葬を依頼している場合は、火葬の日まで毎朝食べ物とお水をかえるようにしてください。火葬まではペットが大好きな飼い主や家族と過ごすことの出来る最後の時間になります。最後までたくさんの愛情を注いで時間を共有してください。

人と違い動物には法律的にお葬式などを挙げなければならないという決まりはありません。ですが、火葬する前に飼い主が納得できるように充分にお別れをするようにしましょう。葬儀社でお別れセットなどが用意されていますが、自宅にあるものでも祭壇をつくることは可能です。お通夜というと大げさかもしれませんが、仏花、ローソク、御香や線香を焚いてあげ、好きなものをお供えしてきちんとお別れをしてください。亡くなってから、せめて一夜は一緒に過ごし見守ってあげてください。

ペットがなくなった後の注意点

ペットが亡くなったら飼い主は深い悲しみに襲われることでしょう。やらなければならないことはたくさんありますが、大切なペットが突然亡くなれば、心に穴が開いたような気になり気力がわかないということもあると思います。これは当然の感情であるといえますが、生活に支障をきたすほどふさぎ込んでしまうこともあります。

のような症状を「ペットロス症候群」と言います。最近、このペットロスが問題視されることも多いので、聞いたことがあるという方も多いかもしれません。ペットロスは、飼っていたペットが死んだあとに感じる喪失感、深い悲しみのことで、亡くなったという事実をなかなか受け入れられないという症状から始まります。死んでしまったという事実を否定することで、自分の精神を守ろうとするのです。

正常な防御反応であるともいえるのですが、ペットロスがひどくなると生活もままならないということになりかねませんので、注意しなければなりません。まわりの人も支えてあげることが大切です。

最愛のペットが死んだということを受け止めることは簡単なことではありません。しかし、死を受け入れ、きちんと弔うことが最愛のペットに出来る最後の愛情と言えるのではないでしょうか。それが出来れば徐々に悲しみから解放され、ペットが居なくなった生活に順応していくことが出来るのだと思います。

ペットが亡くなった時にかける言葉

ペットというのは家族の一員ですよね。人によっては、親友のような存在でもあり、子供のような存在でもあり、恋人のような存在でもあったりします。そのため、大切なペットを亡くしてしまった人はペットの死にとんでもなくダメージを受けることでしょう。大切な人と死別すれば大きな悲しみに打ちひしがれますよね。ペットであろうとそれも同じです。

中には「たかがペットが死んだだけなのに・・・」「また次のペットを飼えば良いじゃないか・・・」というように理解出来ない方もいるかもしれませんが、最愛のペットを亡くしてしまった人の大きな悲しみはその人にしかわかりません。

そんなときに心ない言葉をかけるのは絶対にやめるようにしましょう。動物という感覚をまずどこかに置いて、大切な人を亡くして大きな悲しみを抱えている方という風にとらえるようにしてください。

人によってかけるべき言葉は違ってくると思いますが、相手がペットの話しをしたがっているのであればとことん話しを聞いてあげるのが良いと思います。お悔みの言葉をいうよりも話しを聞き、ペットとの絆を再確認できるような言葉をかけてあげると良いかもしれません。

ペットが亡くなったそのあと

ペットが亡くなったらどうすれば良いかいろいろと疑問が出てくると思いますが、中でも多い疑問が埋葬する人が多いのか、火葬する人が多いのかということです。自宅があり、その自宅に庭がある人は埋葬するという場合が多いと思いますが、庭が狭い場合や住宅事情によっては埋葬が出来ないという方もたくさん居ます。

火葬は費用がかかりますが、きちんと供養したいという希望を持つ飼い主が多いことから、最近はペット葬儀社に火葬を頼む飼い主の方が増えています。火葬してもらえばきちんと骨壺に収めてもらうことも可能です。

自分自身の家族のお墓の横に埋葬するという方もいますが、ペット霊園などでペットのお墓が販売されていますので、霊園でお墓を購入してそこに納骨するという方法もあります。一口に動物葬と言ってもさまざまな種類がありますので、自分のニーズに合う方法を選ぶようにしましょう。埋葬にするにしても火葬にするにしてもそれは個人の自由ですので、どのようにしてあげたいか、飼い主自身が家族と話し合って後悔のないように供養してあげてください。